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教職員の負担感について

今年の7月28日(火)付の朝日新聞(朝刊)に、公立小学校の教職員は、どのような仕事に負担を感じているのかについての文部科学省の調査結果が載っていました。
この調査結果は、文部科学省HP内の平成27年7月27日付の報道発表「『学校現場における業務改善のためのガイドライン』の公表について」 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/07/1360291.htm)でご覧になることができます。



新聞記事・調査結果によると、公立小学校教諭が従事率、負担感率ともに50%以上の業務の上位3つは「国や教育委員会からの調査やアンケートへの対応」の負担感率87.6%、「研修会や教育研究の事前レポートや報告書の作成」の負担感率72.9%、「保護者・地域からの要望・苦情等への対応」の負担感率71.4%です。
正直な話、これら上位3つはオレも負担に感じています。
これら上位3つが負担になり、自分が担任している児童に直接関係する仕事(教材・教具の作成や、授業をどのように展開させようか考えること、など)を勤務時間内に区切りをつけることが難しくなっています。


特に「国や教育委員会からの調査やアンケートへの対応」に関しては、学校でのいじめ、自殺、体罰がニュースで大きく取り上げられるごとに緊急で児童に対してアンケートを行ったり、教職員に対して体罰がないかどうかのチェックシートの記入をしたりします。
事件の当該校・当該地域でなくてもこのような調査が行われることがあります。
この新聞記事にも書いてありましたが、「様々な問題に対し、実態をつかもうとする文部科学省や教育委員会などの調査も、かえって教員の多忙化を招いている」のはオレも同感で、調査の目的はよく理解しつつも、職務の負担を感じる一因になっていることは間違いないです。


「保護者・地域からの要望・苦情等への対応」も負担の上位に挙がっています。
これに該当するかどうかは皆さん個人の判断になります(オレは負担ではなく「自分のための勉強」と捉えています)が、オレは過去に担任していた児童の保護者から、授業参観後に下記のような内容を実際に連絡帳に書かれたことがあります。
(実際は図で説明した部分があったのですが、ブログで表示しやすくするために言葉や下線等で表現しました。)
(また、プライバシー保護のため、個人名は伏せてあります。)

算数の授業で、20→「整数」、20.5→「小数」となっていましたが、20(整数).(小数点)5(小数)のとおりなので、20.5は「小数(小数点以下)のある数字」ということになります。
(例)1000000.1でも小数?となるのでしょうか?

さて、皆さんなら学級担任として、この連絡帳にどのような内容を返答しますか?
オレは児童の休み時間に、算数少人数担当の教員、同じ学年を担任している教員に相談し、その日のうちに連絡帳で返答したのですが、その内容を知りたい方はこの記事下部にある「続きを読む >>」をクリックすると見ることができます。



文部科学省HP内の平成27年7月27日付の報道発表のPDFファイル「学校現場における業務改善のためのガイドライン〜子供と向き合う時間の確保を目指して〜(冊子)」 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/07/__icsFiles/afieldfile/2015/07/27/1360291_3.pdf )には、業務改善に取り組む教育委員会における先進的な実践事例が載っています。

個人的には、PDFファイル58ページに載っている新潟市の、学校ごとに異なる事務職員が行う業務の範囲を拡大、標準化した事例が画期的でよいと思います。
企画・運営・評価や危機管理、連携・渉外さらには授業研修・行事活動・研究授業などの業務にも財務や情報の面から、事務職員が積極的に関わるようになってきているそうです。

また、PDFファイル62ページに載っている学校徴収金に関する業務に事務職員が積極的に関わる事例もよいと思います。
教職員でない方はご存じない方が多いかもしれませんが、給食費や修学旅行の積立金などの学校徴収金に係る業務は、事務職員ではなく教員(専科担当や学級担任)が行っている学校が多いです。

給食費の徴収業務に関しては、給食費業務全般をとりまとめる担当の教員がいますが、給食費未納の家庭と直接連絡を取り合って給食費を徴収するのは学級担任の場合が多いです。
給食費未納に関しては、「保護者との信頼関係ができている学級担任のほうが徴収しやすい」という考え方もありますが、事務職員が徴収に関わることで、学級担任の負担が少しでも減ると思います。

修学旅行や卒業遠足等の積立金は、小学校の場合、学校によっては6年生の卒業遠足のために4年生の頃から少額を積み立てている所もあります。
その場合、当該学年の各学級担任が積立金を徴収している学校が多いです。

保護者から現金で徴収した場合、すぐに学校名で開設した銀行口座に現金を入金しなければならないのですが、その業務も事務職員ではなく教員(専科担当や学級担任)が行っている学校が多いです。
学校徴収金に関する業務に事務職員が積極的に関わる事例は、教員にとっては大変ありがたいです。



余談(教職員の負担感と多少の関わりがあります)ですが、今日付(今年の8月14日付)の朝日新聞(朝刊)に、教職員個人向け賠償保険の加入が増えているという記事が載っていました。
オレも初任の年に公務員が加入できる賠償保険に入りました。
このご時世、学校生活に関することでいつ訴訟を起こされるか分からないので、加入しておいたほうがよいと思い、加入しました。
この記事によると、保険会社によっては、「プールの栓を閉め忘れ、自治体から水道料金の一部支払いを求められた」「校外学習のため給食を止めるべきだったのに失念した」など、訴訟に至らないケースの補償もカバーするそうです。
ちなみに上記の2例は、教職員が本当に起こしやすいミスの代表例です!
ずいぶん前の話ですが、過去にオレが勤務していた小学校のすぐ近くの小学校でプールの栓の閉め忘れがあり、水道料金ウン十万円の高額請求が起こったことがあります。
誰がどのように支払ったのかは忘れてしまいましたが、栓を閉め忘れた本人も支払っていたと思います。












さて、上記の内容に関してオレが実際に行った連絡帳への返答です。


先生達で小数について調べた結果、三省堂の『大辞林』(別途プリント参照)によると(例)の1000000.1は正確に言うと「小数のある数字」ではなく、「帯小数」となるそうです。
また、0.1などは「純小数」と言うそうです。
子供達に「純小数」「帯小数」と区別して学習すると混乱するので、小学校ではまとめて「小数」として学習しています。
例えば本校がよく購入する○○社の計算ドリル(別途プリント4のステップ2を参照)では、3.6、0.4、10.1が「小数」として分類されています。
私達も小数に関して非常に勉強になりました。
ご指摘をありがとうございました。


プライバシー保護のため、個人名、教材の会社名は伏せてあり、若干表記を変更していますが、説明の意図は変わらずにこれとほぼそのままの文章で連絡帳に書きました。
オレはこの連絡帳の内容を、「保護者が子供に20.5を『小数』と教えたらよいのか『小数(小数点以下)のある数字』と教えたらよいのか悩んでいる」と捉え、「小学校では20.5を『小数』と教えている」ことを説明するために、上記のように返答しました。
説明の根拠となった三省堂『大辞林』の文章はコトバンクHP内の下記URLでご覧になれます。
https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E6%95%B0-79398#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88

その後の連絡帳には、保護者に納得していただけたと思われる文章が書かれていました。

オレはこの事例を負担ではなく「自分のための勉強」と捉えていますが、この保護者とのやりとりを負担と思うか思わないかは、あなた次第です!












snake * 教師道 * 17:30 * comments(0) * trackbacks(0)

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